研究結果は男女別に解析されています。既婚男性と比較して独身男性は、死亡のリスクが1.85倍、心臓病による死亡のリスクが2.95倍、統計的にも有意に高いという結果でした。
また既婚女性と比較して独身女性は、死亡のリスクが1.46倍、統計的にも有意に高いという結果でした。しかし、心臓病による死亡のリスクについては増加傾向にあるものの、有意な差は認めませんでした。女性でリスクが低い傾向にあるのは、やはり男性に比べて社会とのつながりが強いからでしょうか。このような研究データは公衆衛生上の社会政策に役立つ可能性があります。
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