肩こりも解消 3つの意識で変わる「疲れない目の使い方」

前かがみの姿勢ではできない(C)日刊ゲンダイ

 しかし、現代社会では“うつむき姿勢”が非常に多い。道を歩いている時しかり、パソコンやスマホを打っている時しかり。道路には障害物が多く、スマホが日常生活に欠かせない現状では、仕方がないセンサーの使い方なのだが、すると猫背になり、疲れやすくなる。

 そこで、可能な限り、センサーの使い方を“よい方向”へ持っていく。言い換えれば、体をほぐすだけでは、一時的な効果に終わってしまう。では、私たちの一日の大半を占める長時間のデスクワークで、センサーをうまく使い、疲れない体を手に入れるにはどうすればいいのか? 

■3つの方法で視野を広げる

「デスクワークではパソコンの小さい画面を長時間見続ける。すると視野が狭くなり、眼球を動かす目の奥の筋肉が緊張して固まり、目が疲れます」

 これはさらなる悪循環を招く。目の奥の筋肉に関連する首の付け根の筋肉も緊張して固まり、背骨の上に頭を真っすぐ乗せづらくなる。姿勢が崩れ、前のめりになり、首や肩、腰や背中が疲れる。

2 / 4 ページ

関連記事