淡水魚では、アユやシラウオに寄生する横川吸虫にも気をつけたい。「人間の小腸に入り込み、2~3カ月ほどで成虫に成長します。寄生された数が少なければ、自覚症状はほとんどありませんが、数が増えると下痢や腹痛を起こしたり、慢性カタル性腸炎の原因になる。食欲不振でやせ細ってしまう人もいる。検便で卵が見つかり、調べてみたら小腸に大量の横川吸虫が寄生していたというケースもあります」 アユは、しっかり火を通し、シラウオの躍り食いはガマンした方がいい。
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