以来、自分で明るく振る舞うよう心掛け始めた。39歳のときの作詞・作曲した梓みちよさんの「小心者」は、まさに僕の心情を自覚して表現した歌詞でしたね。
42歳で「北酒場」がヒットして、「笑っていいとも!」にレギュラー出演したり、僕のイメージはますます“陽気な”に変わっていった。
91年にご飯を食べて「うまいなぁ~」と大笑いする炊飯器のCMに出演し、明るく過ごすほうが心地よくなってきて、次第に本来の自分を取り戻し、うつが気にならないようになりました。15年前から大阪を拠点に移したら、ますます明るくなりました。
■関西人の普通のオッサンでいるのが楽しい
直球で話せる、関西人の普通のオッサンとして飲み屋で歌謡曲を聞いているのも楽しい。人より多く生きてる分、たまにいいこと言うと尊敬してもらえるしね。
独白 愉快な“病人”たち