ダイエットを科学する

医師も実践 1日16時間の“プチ断食”でやせられる

「朝はあまりお腹がすかなかったので、朝食を抜くことにしました。昼は12時前後に食べ、夜は午後8時前後までに食べ終わります。16時間の絶食時間も含めて、水分は十分取ります。ただし、砂糖などを含むカロリーの高い飲み物はNGです」

 基本的には絶食(ファスティング)する時間が長ければ長いほど、インスリン値の減少やインスリン抵抗性の改善が見られ、ダイエット効果が高まるという。ファスティングによって、体は脂肪燃焼モードになり、内臓脂肪などの余分な脂肪が落ちていくからだ。

「とはいえ、どんなダイエット法もやり過ぎは体調を崩しかねません。ですから、私の勧める『8・16ダイエット』は無理はしない、どうしても食べたくなったら、食べたいものを食べるというやり方です」

 例えば8時間ダイエット本には、8種類のスーパーフード、つまり①卵と脂身の少ない肉②乳製品(ヨーグルトなど)③ナッツ(ピーナツ・くるみなど)④豆類⑤ベリー(イチゴ・ブルーベリー)⑥色の明るい果物(リンゴ・オレンジなど)⑦穀物(玄米・全粒粉パンなど)⑧緑の葉野菜の中から、1日2種類は必ず摂取する、となったりしている。

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