スマートフォンの医療への活用が広がっています。先進的な病院では、院内でのスマホ利用が始まっています。医師やスタッフの通話とメッセージ交換だけでなく、電子カルテや検査結果の共有、CTなどの画像のチェック、手術室のライブ映像の配信などにも使われています。また、訪問看護の現場では、患者宅までの地図表示、バイタルデータの入力と履歴チェック、看護実施内容の入力などに使われています。
医療機器の誤作動を心配する方がいるかもしれません。しかし、それは電波が2Gだったころの話。すでに2Gサービスは終了しており、いま使われている4G(LTE)の電波では、スマホを極端に近づけないかぎり、医療機器と干渉しないことが実証されています。
我々の日常的な健康管理にも、スマホは急速に浸透しています。スマホと連動する「リストバンド型」や「腕時計型」の「活動量計」は、いまでは当たり前。「小型加速度センサー」や「心拍計」などが搭載されており、一日の消費カロリーをスマホ経由で丸ごとインターネット上のクラウドサーバーに記録できます。
スマホが医療を変える