この事例では、体内のテオフィリン量が過剰になったものの、「吐き気」が強く出ただけで命に別条はありませんでした。テオフィリン製剤は、禁煙にも注意しなければならないのです。
テオフィリン製剤を服用する場合、血液検査で「体内の薬の濃度(血中濃度)」を測定しながら使用することが勧められます。しかし、テオフィリン量の測定は頻繁に行われているわけではありません。服用中に体調が悪くなった場合は、血液検査で「薬の副作用なのか」どうかを判定することができます。気になることがあれば、医師、薬剤師に相談しましょう。
年を取ったらクスリを見直せ