バスや車の中で興味のある記事を聴き流す。車酔いする心配もなく、スマホの機械的な音声は淡々としてスムーズに頭に入るというのです。読むより聴く方が頭に入るというタイプがいることが「読み上げ機能」が重宝がられている理由でしょう。
考えてみれば、いまの若者は娯楽でゲームやテレビ、映画などでさまざまな高度な映像を見つめています。仕事では膨大な数の文書を読まされていて、目は酷使される一方です。そのため、仕事や遊び以外の活字を読むことは肉体的につらいものがあります。
しかし、この「読み上げ機能」があれば、目への負担は大きく軽減されます。
いまは人間が受け取る情報の7~8割は目から入ってくるといわれますが、将来は変わってくるかもしれません。「そうなると眼科は失業だな」と医学生と笑い合いましたが、冗談ではなくなるかもしれません。
当事者たちが明かす「医療のウラ側」