エンド・オブ・ライフにある当事者およびその家族が、
①どんなところでどんな治療を受けたいか(または受けたくないか)
②どこで療養したいか(病院か自宅か?)
③どんな支援が必要で、だれに支援者になってほしいか
④重要なことを決定するときにはだれの意見を尊重するか(本人か家族か? 本人の意識がなかったら?)
⑤最期はどのように過ごしたいか(延命はするのか、しないのか?)
これらについて早い段階から考えることを始め、少しずつ準備することが必要になるということです。
よくいらっしゃるのが、葬儀やお墓は生前から決めているが、前述の5点については話し合っていなかった方です。私たち医療者は、患者さんが最期まで生活の質を保てるように、その人にとってよい死が迎えられるための必要なサポートをしますが、意思決定をするのは患者さんやそのご家族です。よくよく話し合っておくに越したことはないと思うのです。
看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う