日常の健康状態や運動量を手軽に計測して記録する人が増えています。こうなるまでは「スマートウオッチ」や「スマートバンド」といった、ウエアラブルデバイスの登場を待つ必要がありました。家電量販店の店頭に並ぶようになったのは2014年前後です。
ウオッチは、もともとスマホのリモコンとして、またメールやメッセージの受信装置として開発されました(もちろん腕時計としても使えます)。しかし、活動量を搭載したタイプがいまの主流です。
活動量とは、運動だけでなく生活全般で消費される総カロリーのこと。「加速度センサー」と「ジャイロセンサー」を組み合わせて体の動きを検知して計算します。もちろん誤差がありますから、あくまでも目安にすぎませんが、単純な歩数計よりは説得力があります。また「心拍数」や「呼吸数」を記録できるタイプも出てきています。
近距離無線のBluetoothでスマホに接続し、計測した活動量のデータをリアルタイムで自動転送します。専用アプリで解析すれば、「消費カロリー」だけでなく、「活動パターン」や「休息」「睡眠時間」なども一目瞭然です。
スマホが医療を変える