ただ通販健診は、結果が出るまでに時間がかかります。いまのところ、キットの申し込みから結果が送られてくるまで、約2週間を要するといいます。できる限り早く結果を見たい人には、まだまだ納得のいくサービスではないかもしれません。
しかし血糖値に限れば、すでにウエアラブルが実用化されています。アメリカのアボット社が開発した「フリースタイルリブレ」という製品が、ヨーロッパなどで大人気になっています。500円玉サイズのセンサーを腕に取り付けると、皮膚表面の体液を自動的に分析して、血糖値を推計してくれるのです。結果は専用の小型モニター(いずれスマホに代わると思われます)に送信され、連続したグラフ表示なども可能です。
日本でも医療機器として承認申請が出されています。価格は未定ですが、数万円以内といわれています。発売されれば、糖尿病患者や、血糖値が気になる予備群の人たちが、すぐに飛びつくはずです。
スマホが医療を変える