こうした段階で検査を受けたら、早期発見につながるかもしれない。
谷口院長によれば、大腸がんの早期発見を本気で望むなら、検診以外にないという。ベストは大腸内視鏡検査で、40歳以上ならすべての人が受けるべきだ。谷口院長自身も、31歳の時から1~3年に1回は受けているという。
「痛いイメージが強いでしょうが、無痛の検査法もあります。大腸内視鏡は1回受ければ終わりではなく、数年ごとに受けたほうがいい。恐怖心から遠ざけようと思わないように、無痛の検査をしてくれる医療機関を探すことを勧めます」
便潜血反応や、自費診療になるが検査の苦痛が少ないカプセル内視鏡、または大腸を調べるCTを利用するのも手だ。
■見つからなくても検診スパンには例外が
検診で大腸がんが見つからなかった場合、その後の検査のスパンはどうすればいいか?