実際、ニフェジピンを服用されていた患者さんが、血圧が下がりすぎてショック症状に陥った例があります。トイレで倒れているところを家族が発見したそうです。幸い、搬送後の病院で適切な処置が行われ、一命を取り留めました。このように、過剰な降圧は、脳や心臓などの血流を低下させる危険性があるため、注意が必要なのです。
「アダラートカプセル」などの「短時間作用型ニフェジピン」を常時服用している方は、年齢や状況に応じて「長時間作用型ニフェジピン」への変更が勧められます。不安があれば、医師や薬剤師に相談してください。
年を取ったらクスリを見直せ