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腎臓<1>沈黙の臓器が悲鳴 なぜ秋に腎臓の負担が増える?

汗が減ると“沈黙の臓器”は忙しくなる(C)日刊ゲンダイ

 逆に言うと腎臓の働きが悪くなると、この4つの機能が損なわれ、体の不調を招きます。

 ただし、腎臓は“沈黙の臓器”といわれており、なかなか異変に気付きません。そこで「起床時に目が腫れぼったい」「靴がきつい」「体重が急に増えた」「尿が泡立っている」などという人や、健康診断で「尿タンパクや尿潜血が陽性」「血圧が高い」「お腹回りが大きくなった」「中性脂肪や悪玉コレステロールが多い」などの指摘を受けた人は、秋こそとくに気を配らなくてはならないのです。

(松尾内科クリニック・松尾孝俊院長)

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