健康ポイント どっちが勝ち?

おにぎりvsサンドイッチ 朝ごはんにいいのは

サケはタンパク質を補給できる
サケはタンパク質を補給できる(C)日刊ゲンダイ

 朝ご飯として活用している人も多いでしょう。コンビニの「おにぎり」と「サンドイッチ」はどちらが勝ち?

 これは、「おにぎり」が正解です。脳のエネルギー源である糖質を補給でき、仕事の効率が良くなります。消化のスピードが緩やかで腹持ちがいいのもポイント。

 朝からお疲れモードという時にぴったりの具はクエン酸を補給できる梅干し、タンパク質を補給できるサケなど。便秘気味なら食物繊維を補給できる昆布もいいですね。

 一方、コレステロールが気になる人は「タラコ」や「イクラ」、ダイエットを気にしている人は「ツナマヨ」や「ピラフ・チャーハン」などの変わり種のおにぎりは避けるように。

「サンドイッチ」もおにぎりと同様に糖質補給によいですが、マヨネーズやマーガリンなど脂質が多めなのがネック。特に、ダイエット中はやめた方がいいでしょう。どうしても食べるなら、マヨネーズで和えたツナや卵、揚げ物のカツなど、具材に注意が必要です。

 読者の中には、「おにぎりやサンドイッチより、野菜が補給できて気軽に取れる野菜ジュースがベスト」と思う人もいるでしょう。

 確かに、健康のためには最もいい感じがしますが、これは間違い。手作りのスムージーは野菜や果物のビタミンやミネラル、食物繊維が丸ごと摂取できますが、パックなどで販売されているジュースは、加熱殺菌したり食物繊維をこしたりしているので、野菜そのままの栄養は補給できません。

「ジュース」であることにかわりはないため、血糖値を上げやすく糖尿病を気にされている人は注意しましょう。

柴田真希

柴田真希

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。