無理なダイエット経験者は要注意 サルコペニア肥満の怖さ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「筋肉の萎縮の原因のひとつに筋肉の細胞内にある、オートファジーと呼ばれるシステムの機能不全があります。不要なタンパク質やミトコンドリアなどを分解・再利用することができなくなり、細胞内がゴミだらけになって筋肉を萎縮させるのです」

 これを活性化させるカギは「運動」と「低栄養」だという。

「食べられない人には良質なタンパク質が欠かせませんが、普段から十分取っている人がさらに取れば、細胞内でゴミになってしまい、筋肉萎縮に拍車をかけることになります。一番良いのは普段から腹八分目、もしくは定期的にプチ断食などをして低栄養状態を作り出すことで、オートファジーを正常に保つことなのです」(佐久間教授)

「筋トレ」と「有酸素運動」、それに「良質なタンパク質、時々プチ断食」。これであなたも健康長寿を実現できる。

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