「MRI(磁気共鳴画像装置)やCT検査で写した画像をコンピューターに取り込み、最適の骨切り位置が分かるガイド用の機器を準備します。これに合わせて骨を切り、残された骨に人工関節をきれいにはめ込みます。簡単に言いますと、虫歯など老朽化した歯の悪い部分を正確に削り、その後、金歯をかぶせて正常な働きをする歯に戻すと思ってください」
Q3 術後はどのようなリハビリテーションを行いますか。
「手術後1日目は、車イスに自分の足で乗車し、可動域訓練を開始します。2日目から歩行訓練を始めます」
Q4 入院期間はどのくらいでしょうか。
「片側の足の手術ですと20日間前後。両足同時の手術では20~30日程度です。いたずらに退院を早めることはしません。入院期間は掃除、洗濯など自宅での生活に自信が持てるまで十分なリハビリを行います。通院リハビリの必要はありません。ただ、家族の都合でより早期の退院を希望する患者がいたら、無理に入院の継続は強要しません」
ドキュメント「国民病」