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新しい治療薬で2年後「インフルエンザ流行」が消失する?

 例年より早く流行が始まったことが話題になっているインフルエンザだが、数年後にはインフルエンザ自体が話題にならなくなるかもしれない。

 塩野義製薬が開発中のインフルエンザ治療薬は「世界初のメカニズムでインフルエンザを抑え込むもの」で、「1回投与で治る」という優れもの。現在はインフルエンザにかかると学校や会社を原則5日程度休まなければならないが、新薬が普及すれば「2~3日程度に短縮できるのでは」との期待が広がっている。「予防接種はいらなくなる」との見方もある。

 一般的にインフルエンザウイルスは、鼻や口から細胞の表面にとりついて細胞内に侵入。感染した細胞内で遺伝子を複製し、増殖・放出することで他の細胞に感染拡大していく。現在、発売されている抗インフルエンザ治療薬は増殖したウイルスの放出を阻害する薬であり、細胞内の増殖を抑えることはできない。

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