受診までの「応急処置」

【しもやけ】市販薬で様子を見るのは3~4日まで

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「手袋や靴を履いて直に冷気が当たらなくても、雨や雪で濡れたままにしていると気化熱で皮膚の表面温度が下がり、しもやけになりやすい。手足や体の濡れた部分は早くしっかりふき取り、濡れた手袋や靴下、靴は取り換えることが予防になります。先が細い靴やヒールが高い靴を履くことも、足の指先が血行不良になりやすいので要注意です」

 しもやけは放置してひどくなると、水疱が生じたり、それが破れてただれたりする。発症が疑われたら末梢の血行不良を良くすることが重要になる。

 とりあえず、市販薬を使ってみる。毛細血管を拡張する働きがあるビタミンEの内服薬を飲んだり、患部にはビタミンE配合のクリームを塗る。

 皮膚の腫れやかゆみが強いようなら、ステロイド外用薬を塗るといいという。

 何より外出する際は、しもやけができやすい部位はしっかり防寒して、なるべく濡らさないことが大切だ。

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