塗り薬登場で劇的進化 ニキビ肌は「皮膚科」で治す時代

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「ディフェリンゲルが進化したもので、やはり白ニキビ、黒ニキビの段階で治すことができますし、ニキビをできにくくする効果も期待できます」

■親世代の「皮膚科では治らない」の思い込み

 白ニキビ、黒ニキビから治療を開始した場合でだいたい1~2カ月、赤く炎症した状態からの治療では3カ月程度が治療期間の目安だ。その後、「維持療法」として、ニキビをできにくくするために1~2年間、塗り薬を使いつづける。どの疾患でも言えることだが、早い段階で治療を開始したほうがきれいに治る。

「ニキビ治療の塗り薬は7種類あり、すべて保険適用です。さらに、保険適用の治療には、漢方薬やビタミン薬もあります。数種類組み合わせて治療を行うこともあります」

「大人のニキビ」も基本的には同じ。ただ、ホルモンバランスの乱れなどが関係していることもあり、患者の希望も聞いた上で、低用量ピルなどの処方も行う。

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