独白 愉快な“病人”たち

北川裕二さん 1000人に1人確率で起こる薬の副作用で肺炎に

北川裕二さん(C)日刊ゲンダイ

 薬のせいか、歌おうとすると声は良く出るけれど、息が続かない。呼吸が浅いような感じもする。それで、「肺炎かもしれないからレントゲンを撮ってほしい」と医師に相談して検査してもらうと、肺が真っ白でした。肺炎を起こしていたんです。

 慌てて総合病院に行くと、即入院。それでも高熱が3~4日続き、1週間経っても、額、両脇の下、内股にまで冷却ジェル枕を挟むほどでした。

 結局、都合1カ月の入院。僕の商売道具は喉だけですからね。このまま人生終わってしまうのかと心配でした。

 原因は、大腸炎のために飲んだ“薬の副作用”でした。1000人に1人の割合で副作用を起こすのだそうですが、僕がその1人だったんです。叔父も同じ薬を飲んでいて症状が良くなったのに、薬の相性は人によって全然違うんですね。

■今もまだ味覚障害

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