原口一博元総務相が公表 「骨形成不全症」ってどんな病気

原口一博元総務相(C)日刊ゲンダイ

「骨形成不全症」とは、どんな病気なのか。

「骨を形成するコラーゲンが不足する病気です」とは医学博士の米山公啓氏だ。

「骨を鉄筋コンクリートに例えると、コラーゲンは鉄筋の原料、カルシウムはコンクリートの原料です。骨形成不全症はコラーゲンが不足するため骨折しやすくなる。折れた骨が元に戻る際に完全に治りきれず、曲がったままになることも。難聴の症状が出ることもあり、原因は鼓膜とつながっている耳小骨がダメージを受けるからです。肋骨が曲がって肺を圧迫し、呼吸機能障害をもたらすこともあります。難しい病気ですが、臓器の病気と違って、死につながる心配はありません。頭脳もしっかりしています。治療法として骨粗しょう症の治療薬であるビスフォスフォネート製剤を投与します」

 元気になってまた政界で活躍してもらいたい。

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