マンモだけ? 次の乳がん検診は「乳腺濃度」も要チェック

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「乳がん検診で一番の誤解は、『マンモを受けていれば万全』という考え方です」(濱岡医師)

 マンモは国が推奨する乳がん検診。厚労省は「40歳以上の女性は原則としてマンモを2年に1度受ける」とガイドラインで提言しており、自治体で補助が出るのもそれに該当している場合だ。しかし、マンモは石灰化に起因する乳がんの発見を得意とし、超音波は腫瘍から生じる乳がんの発見が得意。腫瘍からの乳がんが圧倒的に多いので「どちらか1つ」なら超音波だが、それだけでは石灰化からの乳がんは見落としてしまう。「両方が理想」なのはそういう事情からだ。

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