ユニオルソ矯正歯科(東京都豊島区)の篠原親院長が答えてくれました。
「虫歯はごく初期段階であれば、自然治癒が可能です。ただし、それは放置していいということではありません」
虫歯とは、簡単にいえば歯垢の中の酸が歯のカルシウムを溶かす(脱灰する)こと。表面のエナメル質だけが脱灰した段階なら、唾液の中のカルシウムによって歯の表面が再石灰化することが期待できます。この事実が判明してから、「初期の虫歯はなるべく治療しない」との方針を取る歯科医師が増えてきたのだとか。
「とはいえ、虫歯が自然治癒するためには口内環境を良くしなければなりません。そもそも、口内環境が悪いから虫歯になっているのであって、そのままでは虫歯が進行するのは目に見えています」
実際、初期の虫歯と診断されてから半年ほど放置した人は、漏れなく歯の深部まで穴があいているそう。こうなると、歯を削って治療するしかありません。
?に答えます