意外に知らないマスクの作法 ウイルス学の専門家が伝授

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

■あごの下まで覆えるものを選ぶ

「マスクを着ける際に注意したいのは、まず適切な大きさのマスクを使うことです。あごの下まで隠れて、鼻や口がピッタリと覆えるものを選びましょう。横の隙間が大きくなるものはNGです」

 日本衛生材料工業連合会のホームページによると、マスクのサイズの測り方は、①親指と人さし指でL字形を作る②L字形にした状態で、耳の付け根の一番高いところに親指の先端を当て、鼻の付け根から1センチ下のところに人さし指の先端をつける③親指から人さし指の長さを測る。これで、自分に適したマスクのサイズが分かるという。

■取り換え頻度は1日1回

「不織布マスクは基本使い捨てです。少なくとも1日1回は換えるべきです。2日以上の使用は、マスクの外側にウイルスや菌がたくさん付着していると考えるべきで、使い続ければかえってインフルエンザ発症のリスクを高めることにもなりかねません。フィルター部分が劣化し、感染予防効果が低下して、においが発生したりします」

3 / 4 ページ

関連記事