その結果、年齢、性別、身体活動状況、服用している高血圧薬などで、統計学的に補正をしても、介入群で収縮期(上の)血圧が4.43mmHg、拡張期(下の)血圧が2.33mmHgで、統計学的にも有意に低下していました。
この研究では血圧の下がり具合しか評価していないので、実際に心臓病や、高血圧で発症しやすくなる脳卒中のような病気リスクがどれくらい低下するかはよくわかりません。とはいえ、起床前に暖房をつけておくことは、血圧上昇をわずかながら抑える効果があると言えるかもしれません。
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