数字が語る医療の真実

マンモグラフィーによる乳がん死亡は0.07ポイント減るに過ぎない

写真はイメージ(提供写真)

 では、20年、30年と研究を継続すれば、もっとはっきりと差が出るかというと、そうとも言えません。検診を最初に受けたときに60歳の人は20年後には80歳で、乳がん以外の病気での死亡の危険も増加しており、乳がん検診だけの効果検討を行うのはますます困難になってしまうのです。

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名郷直樹

名郷直樹

「武蔵国分寺公園クリニック」院長、「CMECジャーナルクラブ」編集長。自治医大卒。東大薬学部非常勤講師、東大医学教育国際協力研究センター学外客員研究員。臨床研究適正評価教育機構理事。著書に「検診や治療に疑問を感じている方! 医療の現実、教えますから広めてください!!」(ライフサイエンス出版)、「逆説の長寿力21ヵ条 ―幸せな最期の迎え方」(さくら舎)ほか。