そこでQBIでは羊の脳と、3Dプリンターで形成した人間の脳を使った実験を行い、その一方でより進化した送波システムの開発も進めています。17年末までに約100人を対象にした臨床実験をスタート。うまくいけば5年後には一般の治療に使うことができるようになると報告されています。
超音波を利用した治療法は世界中で研究されていますが、注目されているのはマイクロバブル(マイクロサイズの気泡)注射と組み合わせることでより振動効果を高めようとする方法です。
また、ほかの研究ではこのマイクロバブルを使って注入した薬品を脳内のターゲットエリアだけに運ぶことで、アルツハイマー病やパーキンソン病を治療できる可能性があることも判明。医療関係者から熱い視線を浴びています。
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