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スイッチOTC薬への変更が取りざたされる「16の処方薬」

ロキソニンもスイッチOTC薬で一般医薬品に(C)日刊ゲンダイ

 今年はスイッチOTC医薬品が話題になりそうだ。医師の診察が必要な処方薬から一般医薬品に扱いが変わった薬のことで、1月1日から特定の成分を含むスイッチOTC医薬品を購入すると税金が戻ってくるセルフメディケーション税制もスタートした。41兆円超に膨れ上がった国民医療費の抑制策として今後も新たなスイッチOTC医薬品が登場することになるが、どんな薬が出てくるのか?

「昨年末の薬事・食品衛生審議会(要指導・一般用医薬品部会)で承認された花粉症の薬、『タリオン』『クラリチン』『アレグラ』(小児用量)は近く発売されるのは確実です」(都内の薬剤師)

 その“次”として注目されるのが、厚労省が昨年8月から随時募集してきたスイッチOTC医薬品候補となる成分の要望受け付けリスト(表)。その多くは海外でもスイッチOTC医薬品として使われているが、興味深いのは緊急避妊薬が含まれていることだ。

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