受診までの「応急処置」

【鼻づまり】乾燥は大敵 濡れタオルや加湿器で粘膜を潤す

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「いずれにしても、鼻づまりは粘膜の乾燥が最もよくないので、応急処置としては加湿器を使ったり、お風呂に入ったりして、鼻の粘膜を湿気で潤すことです。鼻の上に濡れタオルを置くのもいいでしょう」

 では、鼻の穴を広げて鼻の通りをよくする市販の鼻腔拡張テープを使ってみるのはどうか。あまり効果は期待できないが、鼻づまりはちょっとでも鼻の通りがよくなると急速に解消する場合があるので、使ってみる価値はあるという。これらの処置に加えて、市販の内服薬を飲んでみる。

「市販薬ですすめられないのは点鼻薬(スプレー)です。市販の点鼻薬は血管収縮薬を使っていて、とてもよく効きますが、薬が切れると反動で余計つまります。それでクセになって頻繁に使っていると、粘膜がボロボロになって炎症が起こりやすい状態にさせてしまうのです。一時的に使うのならいいのですが、クセになる人が多いので要注意です」

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