実は夏より断然クサイ 「冬の体臭」は4つの対策で防ぐ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 しかも、冬は暴飲暴食になりがち。ごはんやお餅などの糖質のほかに、肉などのタンパク質やチーズ、バターといった乳製品を使った脂っぽい料理を食べたり、お酒を飲む機会が多い。これらを体内で分解するときに疲労物質である乳酸やアンモニアなどの臭い成分が大量に発生する。

「アンモニアは肝臓で解毒されます。ところがお酒を飲むとアルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドが肝機能を低下させてしまい、臭いがきつくなるのです」

■下着は通気性を重視

 寒さで血行不良になると、細胞は酸素を使わずにエネルギーを得る嫌気性解糖を行う。このとき副産物として乳酸やアンモニアが発生し、これらが汗となって排泄されて悪臭に拍車がかかる。

 保温性重視で通気性の悪い服装も強烈な臭いを放つ温床になる。

「ヒートテックの下着などがその典型で、脇汗などが体から蒸発しにくくなるため、臭いがこもってしまうのです。そのため、上着を脱いだ途端にモワッとした臭いが周囲に漂うのです」

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