また乳がん死亡に対する効果を「比」でなく「差」で見ると、検診群0.34%、検診を受けない群0.33%でした。その差は0.01ポイントに過ぎないことが分かります。
質の高い研究をまとめた結果と、質の高いものを含めた結果のどちらが妥当かといえば、前者が妥当というのが普通の考え方でしょう。マンモグラフィーによる乳がん死亡に対する効果は、仮にあるとしても、皆さんが期待する効果よりかなり小さいということは、はっきりしているように思われます。
数字が語る医療の真実