作業療法士が徹底解説 快眠法のウソとホント<前編>

(C)日刊ゲンダイ

③起床直後は光を浴びる方がよい…○

 メラトニンは、朝にしっかり減らしておくと夜には増えやすくなる。

「メラトニンは網膜が光を感知した時点から分泌がストップします。寝る場所を窓際にしてカーテンを少し開けておけば、朝は自然と光を感知できるのでおすすめです。窓際で寝ることができない人は、朝、目覚めた時点でカーテンを開けて窓から1メートル以内に入ってください」

 ただし、光を感知させるのは起床から4時間後までがリミットになる。

■風呂から上がったら1時間はベッドに入らない

④寝る前に運動したほうがよい…△

 深部体温(内臓の温度)が高くなると活発になり、低くなると眠くなる。また、深部体温が最も上がった状態から、最も下がる状態までの“勾配”が大きければ大きいほど眠気は強くなる。

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