有名病院 この診療科のイチ押し治療

【ランニング障害】東京山手メディカルセンター・整形外科(東京都新宿区)

東京山手メディカルセンター・整形外科でスポーツ外来を担当する田代俊之医長(右)/(C)日刊ゲンダイ

 症状は、地面を蹴ったときの足の曲がった状態から伸びるときに起こる膝の痛み。膝の外側を押すと痛み(圧痛)があるのが特徴だ。

 原因は、膝関節の外側には大腿骨外側上顆という出っ張りがあり、その真上を通る靱帯(腸脛靱帯)が膝を曲げ伸ばしするときに擦れることで炎症を起こし発症する。

「靱帯の摩擦が生じるのは、膝の屈曲角度が30度付近。そのため、一般ランナーほど発症しやすいのです。逆に、ハイスピードランナーは接地時の膝の屈曲角度がより深くなるので摩擦が少なく、起こりにくい。ただし、下り坂の練習では膝の屈曲角度が浅くなるので、どのランナーでも発症リスクが高くなります」

 ランニング習慣をもつ人は、少しくらい膝が痛くても無理して続けてしまいがち。しかし、膝が痛くなった時点で早めに受診して安静をとらないと、その後の治療期間を大幅に延ばしてしまうことになるという。

2 / 4 ページ