こうした睡眠の異常がある人は、睡眠時間としては長く眠っているのですが、実際には健康な睡眠をとれていないのです。健康な睡眠というのは時間の問題ではなく、実は質の問題です。時間は多少短くても、規則的に睡眠をとることが出来て、目覚めが良く、疲労の蓄積や昼間の眠気がないことが、一番健康的なのではないでしょうか。
医者も知らない医学の新常識
信州大学医学部医学会大学院卒。同大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科研修を経て、1998年より「六号通り診療所」所長を務めた。日本プライマリ・ケア学会会員。日本医師会認定産業医・同認定スポーツ医。糖尿病協会療養指導医。