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「オバマケア撤廃」大統領令で医療難民急増の可能性

 オバマケアは保険加入を義務付ける代わりに、加入者への財政援助を行い、保険会社には健康状態による加入拒否を禁じました。その結果、これまでに2600万人が加入し、一定の成功を収めたと評価されています。

 ところが、若く健康な人の加入が予想より少なかったため、保険会社の収支が悪化。州によっては競争原理が働かず、保険料が値上がり傾向にあることから、トランプ政権と共和党は「オバマケアは失敗した」として撤廃を叫んでいます。

 それに対し、「共和党は事実を誇張している」「本当の目的は富裕層の大幅な減税」と指摘する声も強く、最新の世論調査では撤廃に賛成のアメリカ人はわずか2割に過ぎません。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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