オバマケアは保険加入を義務付ける代わりに、加入者への財政援助を行い、保険会社には健康状態による加入拒否を禁じました。その結果、これまでに2600万人が加入し、一定の成功を収めたと評価されています。
ところが、若く健康な人の加入が予想より少なかったため、保険会社の収支が悪化。州によっては競争原理が働かず、保険料が値上がり傾向にあることから、トランプ政権と共和党は「オバマケアは失敗した」として撤廃を叫んでいます。
それに対し、「共和党は事実を誇張している」「本当の目的は富裕層の大幅な減税」と指摘する声も強く、最新の世論調査では撤廃に賛成のアメリカ人はわずか2割に過ぎません。
ニューヨークからお届けします。