当事者たちが明かす「医療のウラ側」

イソジンガーグルは口腔ケアに有効か?

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 口腔ケアはブラッシング、洗口、粘膜ケア+保湿が基本です。誤嚥しないよう、絞って水分を減らしたスポンジブラシや歯磨きなどを使って歯を磨いた後、うがいをしてもらいます。このとき、水分と一緒に口腔細菌を一緒に誤嚥してしまうと、誤嚥性肺炎になりかねません。そのため、うがいをするときは患者さんの頭部をヘッドアップ30度ほどにして、左右どちらかに傾けてうがいをしてもらいます。

 イソジンガーグルの代わりに紅茶の茶カテキンを使っている医療機関もあるので、検討してもいいかもしれません。

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