看護師直伝 がん治療と笑顔で付き合う

進化する「緩和ケア」

 また、緩和ケアチームにおいても、チームがベストな方法を選択し、治療医が主になって実施する場合と、チームが主になって苦痛の緩和を進める場合とがあります。

 いずれにしろ、患者さんやその家族がその時、最も必要としていることに応じられる緩和ケアが理想的です。そして、それに応えられるシステムが整えられつつあります。

 だからこそ、困ったことや不安なこと、つらい症状があれば、自分ひとりで抱え込まず、身近な医療者らに打ち明けてほしいのです。

2 / 2 ページ