病院は本日も大騒ぎ

手術後の大部屋で起こっていること

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 22歳で看護師になり、現在、関東圏の総合病院に勤務して看護師歴30年近くになるトミ子です。

 看護師になりたての頃は毎日が驚きの連続でしたが、いまは何が起こっても大声を出すようなことはありません。慣れたというか、肝が据わりました。

 最近は、一般病棟でも血圧や酸素濃度などを24時間モニタリングできるようになりました。そのため、昔と違って手術後の患者さんも一般病室で過ごすことになります。そのせいで、大部屋ではカーテン越しにさまざまなドラマが生まれます。

■食事中の臭い

 手術後の痛みに耐えている患者さんの横で、患者さんが亡くなって遺族が泣き崩れていたり、急変した患者さんの元に医師や看護師が集まってきたりといったように大騒ぎです。手術後の患者さんは、「オレもこの後、ああなるのか」と思うようで、申し訳ない限りです。

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