愉快な“病人”たち

虚弱体質から日本代表へ 大山加奈さん喘息との付き合い方

「心が体を引っ張っていく」と語った(C)日刊ゲンダイ
虚弱体質に悩まされた子供時代

 物心ついた2~3歳の頃には、すでに「喘息」でした。発作が出ると急いで吸入をするのですが、つらくてつらくて……。いつ発作が起きるかわからず、常に吸入器をそばに置いておくような状態でした。発作が起こると苦しくて横になれないので、座椅子をリクライニングして休んだり、夜、眠れなくて泣いていたことを覚えています。

 母はそんな私に夜はずっと付きっきりで、背中をさすって励ましてくれました。ハウスダストを防ぐため丁寧に掃除をしたり、看病したり、頻繁に通院をしたりと、両親は大変だったと思います。

 喘息は発作が出なければ普通に生活できる病気ですが、ひとたび発作に見舞われると、その苦しさは筆舌に尽くし難い。100メートルダッシュを連続で何本も繰り返した後の胸の痛さと息苦しい状態が続く……というイメージでしょうか。

 私は虚弱体質で、発作が出ていないときも、熱を出したり、扁桃を腫らしたり、しょっちゅう学校を休んでいました。小学低学年のときは、年間40~50日はお休みしていて、1学期の間に3日しか学校に行けなかったこともありました。今振り返ると、よく進級できたなあと思います。

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