少しの手間で楽になる 知っておきたい洗濯物の花粉症対策

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 もう鼻のあたりがムズムズしている人も多いだろう。2月も後半となって花粉の飛散が増えてきた。日本気象協会の花粉飛散予測によると、東京は前年より少なめだが、関西、九州、四国は軒並み2倍以上になっている。

 花粉症対策は「付けず、叩かず、持ち込ませず」の花粉三原則が重要。家庭ではどれくらい注意が払われているのか。

 ガス給湯器や乾燥機でおなじみの「リンナイ」が、洗濯物の干し方を調査している。5559人の回答のうち、家族の誰かに「花粉症」がいるというのは53%。しかし、洗濯物の干し方に関しては無頓着な家庭が多く、83%が晴れた日には外干ししている。

 これがかなりマズイ。お天気お姉さんが「今日の花粉は非常に多い」と言った場合、花粉の飛散量は1平方センチ当たり50個以上。フェースタオルでさえ5万個の花粉が付着することがある。それをパタパタしてしまったら大変。くしゃみの爆弾をまき散らしているようなものだ。

 この季節、とくに風の強い日には、部屋干しがベターだが、どうしても太陽の下で乾かしたいという人は、グッズを上手に使うといい。

 例えば、静電気が強いとワイシャツや肌着に花粉が付きやすくなるので、「レノア」や「ハミングネオ」などの柔軟剤を使うのも手。

 また、大和高田市立病院小児科部長の清益功浩医師が過去に日刊ゲンダイで勧めていたのが、「ファブリーズ ハウスダストクリア」だ。本来は家の小さなホコリを固めてしまう商品だが、花粉飛散の95%をこれで防ぐことができるという。

 そもそも、洗濯を妻任せにしている時点でダメ。ファブリーズぐらいは用意しておきたい。

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