薬には多かれ少なかれ副作用があります。たとえば、抗アレルギー薬を服用した際、その副作用である眠気を経験したことがある人も多いでしょう。また、抗がん剤は副作用がたくさんあるというイメージを抱いている方がほとんどではないでしょうか。
薬の副作用には、出やすいものもあれば出にくいものもあります。ただし、副作用が出にくい薬でも、使用量が多すぎたり、アレルギーがある場合には副作用が出ることがあるのです。副作用を起こさないためにも、「適正な使用量」を守ることがいかに大切かについては、これまでお話ししてきた通りです。それに加え、「アレルギー反応」を未然に防ぐことも重要なのです。
アレルギーは急性の炎症反応の一種で、必ず「アレルゲン」と呼ばれるアレルギー誘発物質によって引き起こされます。薬においては、その主成分がアレルゲンになったり、添加物や不純物がアレルゲンになるケースもあります。
クスリと正しく付き合う