大腸がんや乳がんだけでなく、私はさまざまながんで「ステージ4」と診断された多くの患者さんの最期をみとりましたが、一方で、長年生きられた方、治癒された方もたくさん診させていただきました。転移の程度にもよりますが、「ステージ4」=「末期がん」ではないのです。ステージ4だから諦めるというのはまだ早いのです。
ステージ4と告げられ、覚悟はしても、誰しも「生きたい」のは当然です。医学は日進月歩です。生きていればこそ、ということもたくさんあるのです。
がんと向き合い生きていく