どうやってベッドから下りたのか分かりません。その後も同じ行為を繰り返そうとしていたので、あるとき現場を押さえました。この患者さんは、柵の間からお尻を斜めにして押し込み、後ろ向きで床に下り、這って隣のベッドに入り込んでいたようです。
その患者さんは家族がおらず、お見舞いの方もいませんでした。そのため、医師や看護師の気を引こうとして、こうした行動を起こしたのでしょう。
また、精神科の患者さんは、担当の精神科医の気を引こうとして病院を訴えることもあるといいます。理解できませんが、「トラブルを起こして、なんとか相手をしてもらいたい」という人が存在するのです。迷惑な話です。
迷惑といえば、こんなケースもあります。病院で身内を亡くしたご遺族は、担当の医師や看護師たちに「ありがとうございました」などと丁寧な感謝の言葉を述べる場合がほとんどです。しかし中には、それからしばらくして「あの時の治療法がどうのこうの」などと、病院にグチグチ苦情を言ってくる方がいるのです。返答に困ってしまいます。
病院は本日も大騒ぎ