研究の結果、降雪量、降雪時間は男性においてのみ、心筋梗塞による入院もしくは死亡に関連していました。降雪量0センチと比較して、20センチで入院が16%、死亡が34%、また降雪時間が0時間に比べて、24時間では入院が8%、死亡が12%、統計学的にも有意に増加することが示されました。一方、女性ではいずれの結果においても明確な差が出ませんでした。
降雪量や降雪期間が心筋梗塞を引き起こす直接の原因かどうかは不明です。男女差があるので、因果関係ではないように思われます。しかし、男性は雪が降った後、雪かきする可能性が女性より高いことも考えられます。こうした作業が、あるいは心臓に負担を与えているのかもしれません。
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