緑内障は視野が狭くなり、かつては失明してしまう患者さんもたくさんいた難病でした。しかし、現在では手術や点眼薬での治療によって治る病気となってきました。そんな緑内障治療薬として使われているβ遮断薬は、「使い過ぎることで効果が弱くなってしまう」ことが知られています。
とはいえ、使わなければ治療になりませんので、やはり点眼薬といえども薬は適正に使用しなくてはならない好例といえるでしょう。
目の病気は命に関わらないからと軽視する患者さんもいらっしゃいますが、目が見えない、もしくは視力が急激に低下するというのは、QOL(生活の質)が著しく低下します。治療薬は正しく使い、できる限りの対策をすべきです。
クスリと正しく付き合う