最低限、この3つの薬を押さえておけば、大きなトラブルを起こすことなく、海外旅行を楽しめるでしょう。
■日本時間に合わせなくてもいい
もうひとつ、患者さんが海外旅行で頭を悩ませるのが「薬を飲む時間」です。海外は時差があるので、「いつ飲んだらいいのかわからない」という患者さんが多いのです。普段通り、日本時間に合わせて飲もうとすれば、現地では真夜中になってしまう場合もあります。これは、さすがに難しいでしょう。私が患者さんにおすすめしているのは、次のようなパターンです。
1日1回、朝食後の朝8時に薬を飲んでいる場合、日本から夜に飛行機で出発して、現地に到着したらお昼になっているというケースがあります。現地に到着するまでは、いつも通り日本時間の朝8時に薬を飲む。その後、現地に到着して時計を現地時間に合わせたら、次に迎える現地時間の朝8時の服薬はパスして、その翌日の朝8時から服薬を開始します。帰国の際は、まったく逆のパターンで戻せばOKです。
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