また、最近は1日の枚数制限が決められている湿布薬もあります。「ロコアテープ」という湿布薬は、主成分の血中濃度が飲み薬と同じくらい上がり、かぶれや発疹といった局所の副作用以外に、胃潰瘍など全身性の副作用が起こりやすく、「1日1回、上限2枚まで」とされています。
もちろん、枚数制限のない湿布薬でもかぶれの原因になりますので、複数枚を貼るのには注意が必要です。広範囲に外用薬を使いたい時には塗り薬にするか、湿布薬がいい場合は大判のものを使用することで、枚数を抑えることができます。
また、平成28年度から病院で処方できる湿布薬の枚数は1回70枚までとなりました。湿布薬の使い方を見直し、適正化するよい機会といえるかもしれません。
クスリと正しく付き合う