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消防庁がサイト開発 けがや病気の緊急度は「Q助」で判断

「救急車を呼ぶべきか否か」――。そんな判断に迷う時があるものだ。救急車を呼べば自宅の周りは大騒ぎになるから、軽い病気なら呼びたくない。しかし、万一、軽い病気に見えて実は重症だったら、取り返しのつかないことになる。

 こんな場合、今は「♯7119救急相談センター」が24時間、年中無休で電話相談に乗ってくれる。それでもわざわざ電話して「大したことないですよ」と言われるのも嫌、自己判断したいという人もいるだろう。

 そんな人のために、新たなサイトが3月末から運用を開始するという。消防庁が開発した、けがや病気の緊急度を判定するサイト「Q助(きゅうすけ)」だ。スマートフォンなどでアクセスし、画面上の案内に従って痛みや症状を選んでいくと、救急車を呼ぶ必要があるか否かを教えてくれるという。

 救急車の全国出動回数は2015年まで6年連続で過去最高を更新、今や5・2秒に1回出動している状況。中には風邪程度の軽い病気にもかかわらず、タクシー代わりに救急車が使われているケースも少なくない。救急隊員の負担も大きい。

 そこで、救急車の出動要請の前に、本当に救急車が必要か否かを判断してもらおうというわけだ。

 運用が始まったらあなたも試してみれば。