病院は本日も大騒ぎ

看護師の恋愛事情 医師との結婚披露宴に流れる微妙な空気

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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 クリニックをスタートに、現在は関東圏の総合病院に勤務する看護師歴30年のマサヨです。

 昔、看護師の職場は「女の園」と言われました。でも香水や厚化粧など、患者さんを刺激するような容姿は、現在でも禁止です。

 その女の園に、徐々に男性の看護師が増えてきました。

 高齢化社会で、ベッドの寝かしつけや入浴などの介助で、力仕事が増えてきたことと関係があるかもしれません。

 病院に若い男性看護師が登場することで、その分だけ院内恋愛カップルも増えたといえるかもしれません。

 複数の女性看護師をデートに誘っているイケメンの男性看護師がおりました。最終的にその人は職場結婚しましたが、その男と付き合っていた他の看護師から相談を受けておりました。二股をかけられていたのです。

 いつも緊張がみなぎっている病院では、恋愛のチャンスが意外にありません。そのため看護師や薬剤師などの女性は結婚相談所や、集団見合いなどのサークルによく参加しています。そんな状況ですから、職場の男性看護師から声をかけられれば、ついついという女性看護師は多いのです。

 ただし、40代半ば以降の女性看護師はそうとも限りません。仕事ができずにちゃらちゃらしている男性看護師には魅力を感じません。結果、独身が多い。

 以前、私が勤務していた総合病院の婦長は、50代で独身でした。私もそうですけど(笑い)。そもそも長年同じ病院に勤めてキャリアを積む女性看護師というのは、恋愛ごとでトラブルを起こさなかったから役職が上がったともいえるわけで、若い看護師に恋愛相談されることはあっても、自分自身の体験なんて多くはありません。

 看護師にとって恋愛相手といえば男性医師ですが、看護師にとっては、高根の花です。とくに独身医師になりますと、もう注目度が凄い。

 看護師同士で、「今日、つけていたネクタイの色は」とか、「スーツのデザイン」「ヘアスタイルが変わった」などよく話題にしていますね。

 まれに医師と看護師が結婚するケースがあります。披露宴に招待されますが看護師たちの顔を見ると、ネタミ半分、喜び半分でしょうか(笑い)。もちろん、片思いで終わったり、遊ばれて泣いた看護師もいて、披露宴はなかなか微妙な空気が流れるものなのです。